今回のこのテーマについては、野間先生から最も適切な問題の提起をいただいたと思っている。もともと私も冒頭の説明で申し上げたときに、連携の話を入れていたわけであるが、これは、基本的には事案の解決ということが主な目的になっている。すなわち、私ども行政監察局あるいは行政相談委員が受け付けた案件が複数の省庁とか複数の機関にまたがる場合に、その解決においてすべてをカバーし、漏れのないようにするため、また、すべての人に関与を願うため、ということで連携というものを考えていた。これがスタートであったと思う。しかし、よく考えてみると、「どこへ行ったらいいか分からない」というものについて、そういう方が諦めることがないようにすべて救済の道が見つかるような手だてが必要である、という問題が提起されたわけである。